著者: ろくごまるに
イラストレータ: ひさいちよしき
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
新米仙人・和穂はある日師匠の工房で大爆発を起こしてしまい、封印されていた欠陥
和穂は志願して人間界へ宝貝の回收に赴く。仙術を全て封印され、宝貝回收のために二つの宝貝を与えられ、そしてたった一つ人間界へ逃亡しなかった宝貝・殷雷刀を相棒として。
宝貝によって乱された戦乱の人間界で、ただの小娘となった和穂と、口は悪いが性根が甘い殷雷の旅は続く……。
長編8巻である「刃を砕く復讐者(上)」が出てから作品が停滞、なんと下巻刊行まで6年!を経て2005年に復活したシリーズ。ろくごまるにらしい、知識より智慧、機転と機知が持ち味のこのシリーズも、「刃を砕く復讐者(下)」で転換点。続きが激しく気になる引きで終わっており、とにかく次は今回ほど待たせてもらいたくないと激しく思う。