著者: 鈴木鈴
イラストレータ: 片瀬優
レーベル: 電撃文庫
前作から2年。平凡な暮らしの中で深い心の傷も癒えてきたレレナの日常に、突如入り込む“非日常”。
吸血鬼・朧が平穏な学園に持ち込んだ嵐の種が、レレナを再び非日常の世界へと叩き込む。
友人や学園、そして家族の平穏を守るために、レレナはなけなしの勇気を振り絞って、悪夢に立ち向かう。
とうとうやっちゃいましたね、って感じの続編。
一件ほのぼの調で始まる物語も、あっという間に血みどろ汗みどろ涙みどろの惨劇へと早変わり。敵の手先はある意味“この作者ならきっとコイツだ”的な相手だし、最早ハッピーエンドなんてどこにも検出不能なバトリングワールドへようこそ再び、って感じ。
実に続編が楽しみな一作。