著者: 沖原朋美 イラストレータ: 紺野キタ レーベル: コバルト文庫
両親の離婚によって母親の故郷へ引っ越してきた倉敷七瀬は、田舎独特の閉鎖性に微妙な疎外感を抱きながら毎日を送っていた。ある日、ふらりと郷土資料館に立ち寄った七瀬は、キリシタン鎮魂図の前に佇む少年・都倉育世と出会う。元藩主の家系に生まれて何故か遠巻きにされている育世と七瀬は、花壇の勿忘草を通じて近付いていく。 “都倉家の呪い”に苦しむ彼と心を交わして、そして近づく別れ。 切ない初恋は、実らない―
このページの最終更新日:2007-04-08 (Sun) 21:11:01
Push notification // 0.114 sec. Load Averages: 0.56 0.66 0.87