著者: 榎木洋子
イラストレータ: 牧あさか
レーベル: コバルト文庫
元気が取り柄の姐御肌の女子高生椎名理花はここ数日夢見が悪くて跳び起きる毎日。でも起きると夢は忘れてしまって、後味の悪さだけが残っている。首を傾げつつも幼馴染の榊原夕樹を学校へ向かう最中、超美形の二人組に声を掛けられる……が適当に流して学校へ。ところが二人組は学校まで追いかけてきて、放課後に逃亡する二人を無理矢理魔法をかける。
それは理花(と夕樹)を異世界へ誘う、冒険の旅の始まりだった。
考えるよりも手足の方が先に出る、直感だけで生きているような猪突猛進少女に、世界を統べる四種のうち一種の未来が握られてしまったわけですが、この理花ときたら一時も大人しくしておらず、殆どノンストップ全力疾走。龍族の方もそんな理花にすっかり振り回されてしまっております。
始まったばかりのこの冒険、果たしてどちらへ向かうことやら。
「緑のアルダ」の十数年後を舞台に繰り広げられるドタバタ活劇。