七姫物語 - 著者: 高野和

東和と呼ばれる世界は今混乱の世。長らく続いた姫巫女による統治が崩壊し、地方都市が姫巫女を擁立して自立、七つの姫が相争う。一宮シンセンの黒耀姫。二宮スズマの翡翠姫、三宮ナツメの常盤姫。四宮ツヅミの琥珀姫。五宮クラセの浅黄姫。六宮マキセの萌葱姫。七宮カセンの空澄姫。
天下を目指す“政治屋”のトエル・タウと“荒事師”テン・フオウに一人の少女が拾われ、七姫に祭り上げられた所から、東和の歴史は変転を始める……。

よく練りこまれた動乱ものなのですが、なにせ政治・外交向きの話が多く、キャラクターは少ないのですが恋愛もなければ立ち回りもないという地味さ。事態を動かしているようでその実乗っかっている面もある大臣と将軍に挟まれて、健気にも姫様しているカラカラさんがなかなか素敵ですが、ライトノベルっぽくないところが些か心配。

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• 七姫物語; ISBN4-8402-2265-7 <2003/02/25>
• 七姫物語 第二章 世界のかたち; ISBN4-8402-2574-5 <2004/01/25>
• 七姫物語 第三章 姫影交差; ISBN4-8402-3045-5 <2005/05/25>
• 七姫物語 第四章 夏草話; ISBN4-8402-3561-9 <2006/09/25>
• 七姫物語 第五章 東和の模様; ISBN978-4-04-867018-0 <2008/04/25>

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• 高野和 - たかの・わたる
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