著者: 六塚光
イラストレータ: カズアキ
レーベル: 角川スニーカー文庫
大学に入るファルナの付き添いとして7年振りに東部州へ戻ってきたエルバ・ナイトロンドは、食堂でいきなり悪魔を召喚する暴漢に襲われる。どうやら父・チェビアトと間違われたらしい。こちらも悪魔を召喚し、次々と現れる刺客を撃退しているうちに、エルバとファルナは右腕が万力になった少女・アルテキア・バベルハイズとオーラン先住民のサクラ・イシザワと出会う。
気がつけば、八眼争覇という悪魔の鬪いに巻込まれていくのだった……。
ファンタジー世界だから許せるものもあるんだな、というのが第一印象。前作「タマラセ」の血生臭さも、舞台が西部開拓時代風の世の中であれば、違和感も少なく、血生臭さも許容できる。
二枚目になりきれない二枚目半の主人公達がどたばたしてボケ&ツッコミを交わしつつ命懸けのバトリング。しかしこのままなら向かう先は同士討ちの筈だが……。