著者: 響野夏菜
イラストレータ: 裕龍ながれ
レーベル: コバルト文庫
首都警察特務捜査官だったイズーファ・クラインは潜入捜査官から、めでたく辺境コスタバール県の更に果てにあるダナーク村の警察署長に「栄転」した。犯罪渦巻く首都での、犯罪組織との暗鬪に誇りを持っていたイズーにとっては全くの左遷だったが、おまけにダナーク村は平和そのものの……魔女の住む村だった……。
着任早々魔女っ娘セルビエラ・マリークの洗礼を受けるイズーだったが、驚きの一瞬が過ぎてしまえば村は平穏そのもの。珍獣扱いにイズーは腐るが日々は淡々と過ぎていって……。
心に傷を抱えた元潜入捜査官が配属されたのは、事件など起きたこともないといった風情の、辺境の隠れ里。魔女は空を飛んでるし、あちらこちらに魔法の仕掛けはあるものの、村は至って平穏。やることがない署長は毎日ぶらぶらパトロール。
そんな日々が彼の心を癒してくれるのは、そう遠くない未来のようです。
全5巻、完結。