著者: 神坂一
イラストレータ: あらいずみるい
レーベル: 富士見ファンタジア文庫
リナ・インバース、天才美少女魔道士15歳。趣味は盗賊イビり。あちこちの盗賊を襲っては盗賊がため込んだ財産を横取りしては旅をしていたが、たまには逆恨み(?)も買って盗賊に襲われることもある。大抵は返り討ちにして終わりなのだが、その日はたまたま旅の剣士が助太刀に入ってくれた。
それがガウリイなんだったが、なぜかガウリイはリナの保護者となって旅の道連れに。突然保護者が登場したからといってリナの行状が改まるわけでなし、ガウリイはガウリイで記憶力がミジンコ並みときてて、二人の旅路は珍道中化。
そしてなぜか今回の盗賊はやけにしつこくて……。
ある意味、日本のライトノベルを劇的に変えた作品。
剣と魔法のハイ・ファンタジー世界なんだけど、それまでの大上段に構えたトールキンっぽさは皆無といってよく、無茶な性格に無敵の魔法使いが好き勝手に暴れまくる痛快娯楽ファンタジーという一ジャンルを築いた。
一時代は築いたが、後世に残る作品であったかと問われると自信がない。
多すぎるのでDVD-BOXだけ書きます。