著者: 鈴木鈴
イラストレータ: 片瀬優
レーベル: 電撃文庫
父親の仕事の都合で御座台へ引っ越すことになった神野メイは、家族で御座台へ向かう途中落石事故に遭う。幸い、誰も座っていなかった車の助手席が潰れただけで済んだが、その石に触れた時から、彼女は御座台に伝わる
メイに取り憑いた天魂タケミカヅチを《まつろわぬもの》両面宿儺が狙うが、メイは事情に納得できずに反発するばかり。突然平凡な日常から切り離された神野メイが繰り広げる伝奇アクション。
作者曰「適度な話」なんだそうですが、確かに前作は途中からバイオレンスの嵐が吹き荒れちゃいましたからねぇ。こっちの方は上手くバランスをとって進んでいって欲しいものです。
それにしてもメイの我が儘ぶりというか現実対処能力の低さは、今後も問題になりそう。やり過ぎると、また前作みたいになりそうなので怖いんですが。