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サイレント・ラヴァーズ - 著者: 吉村夜

著者: 吉村夜
メカデザイナー: 小笠原智史
イラストレータ: 結賀さとる
レーベル: 富士見ファンタジア文庫

紹介

核戦争によって核の冬がもたらされ、既存の世界が崩壊して数百年。残された食料プラントを巡っての、カイオンと七都市連合との戦争が続いていた。大型人型兵器、ヴァンガード(VG)による、戦いが。七都市連合軍第三機甲師団VG大隊所属第七小隊、通称クロスナイフ小隊のフブキは、兵役をあと一年半残し、故郷に残してきた許嫁セツナのことを想う日々。そんなある日、クロスナイフ小隊で戦死者がでて、新兵が一人回されて来た。その真っ黒なVG・アンタレスには、コックピットがなかった……。魂をVGに封入する悪魔の技術、ソウル・コアを搭載したそのVGには、かつて人間であった魂が封じられていた。

1巻まるごと設定の説明に使っちゃいましたね、って感じの作品。退役の日を、許嫁との再会を目指して必死で生き残ろうとするフブキと、まさにその婚約者でありながら、アンタレスのソウル・コアに封じ込められてしまい、二度と人間には戻れないセツナの、正体を隠した触れ合い。そしてその蔭で進むいくつものシナリオ。
ただ、もうちょっと伏線は分からないように張ってもらわないと、些か興醒めですね。

全4巻、完結。

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