著者: 庄司卓
イラストレータ: 四季童子
レーベル: HJ文庫
人類が出会った地球外知的生命体「bioクラフト」は、意志を持つ、宇宙を翔ける船だった。その出会いから20年。21世紀の最初の10年が過ぎようとしていた日本で、ある日平凡な高校生・大空広大が目覚めると、ティセと名乗る美少女が布団に入り込んでいた。自称巨乳のツンデレ幼馴染・高科恵子に暴行を加えられつつ、広大の平凡な日常は崩壊していくのだった……。
のっけから「それなんてギャルゲー」と、ギャルゲーのノリそのものをネタにして進行していく、なかなかに痛々しい作品。概ね予想を裏切らない筋書きで進行し、取り敢えず第1巻は伏線張りまくって幕。
恐らくこの作品の最大の問題は、伏線をすべて回收して無事完結に至ることができるか否かであろう。
新シリーズを始める前に、あれやこれやのシリーズを完結させろ、という意見を取り敢えず書いておく。