著者: 越後屋鉄舟
イラストレータ: せんむ
レーベル: GA文庫
父一人、息子一人の二人家族だった橘家に、隣家の涼原ひだりが親の転勤によって預けられることになり、幼馴染として敬介に想いを寄せていたひだりはドキドキの第一歩を……しかし橘家は親子喧嘩の真っ最中。なんと息子にも知らせぬまま、父・楽太郎は再婚。突如後妻さんとその娘・小唄が同居することに。さらに昔別れた幼馴染や親が勝手に決めた許嫁、拾われてきた変身アイドルが転がり込んできて、橘家は一気にギャルゲー状態に。
前作から打って変わったスラップスティックコメディなんですが、キャラの書き分けに難ありで、5人もヒロインがいるのに全くキャラが立っていない娘もいます。正直、5人も口調だけで書き分けるのは苦しいし、友人まで含めると無理無理感が相当です。
キャラ小説なのに1巻で全ヒロインのキャラを立てられなかったは、致命傷。総じて、実力以上の作品は書けない、ということかと。