著者: 須堂項
イラストレータ: なごやこーちん
レーベル: MF文庫J
福山高校二年生出席番号19番山根勇治が土手に寝そべっていると、突如見知らぬ少女に宣言された。
「あなたを殺してわたしも死にます!」
そう宣言した巨乳少女るりかはなんと魔法を使って攻撃してくるが、あっという間に自爆してしまう。仕方なくるりかを家に連れ帰ると、義妹那奈は不機嫌に。親友の田中一海は何やら深刻な相談ごとを持ち込んで……全てはリンクして、未来の運命を掛けたハプニングに。
前作のような突拍子のなさはなくて、むしろごく普通のSFっぽいライトノベル・ギャルゲーテイスト盛り。大体のネタは早い段階で割れるんですが、じゃあ展開が……というとそれも特に捻りもなく、予想通りに話が進んで、概ね予想通りのオチが着く……。サプライズがないです。
悪い作品じゃないのですが、光るところもない凡作。