著者: 佐竹彬
イラストレータ: 草野ほうき
レーベル: 電撃文庫
“触覚を物体の中に透過させられる”という不思議な能力を持っているだけで、あとは平凡な高校生の瀬畑明珠は、トンネル崩落事故に巻き込まれたことにより、その能力を医師・新留紗織に発見され、それが「感覚拡大症」と名付けられた国家機密の能力であることを知らされる。
連れ込まれた病院の秘密の地下病棟には、彼と同じように何らかの感覚が拡大してしまった「患者」が入院していた。
そこで明珠は漆黒の髮を持ち、両目をゴーグルで覆い隠した巫部梓と出会った。
ライトノベルの類型の一つになりそうな、特殊な能力を持ったが為に孤独に陥っている少女との交流譚。
典型的ツンデレ少女とのボーイ・ミーツ・ガールであります。