著者: 神崎リン
イラストレータ: 文倉十
レーベル: 角川スニーカー文庫
紹介
全国の神社を管理する玉城一族の正樹は、従妹の亜美と共に退魔に出かけた筈だったが、その先には何故か許嫁のこまの姿が。やる気なく仕事に出れば、巨大なイサマトと対峙。挙げ句、記憶喪失の少女を拾ってきてしまって、何故か争奪戦の雰囲気に。
いわゆる「ザレゴト系」を目指して失敗した、という感じの妄想癖あふれる正樹の繰り言にどの程度耐性があるかで、読めるかどうかが決まりそう。他の部分は、こう言っては失礼ながら、いかにもありがちな現代伝奇の定型を踏んでいて、目新しい所もない。
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