著者: 日比生典成
イラストレータ: 東まさかづ
レーベル: 電撃文庫
全寮制の誠城学園高校2年生の川原かぐやは委員長体質ながら実は繊細な面を隠している。親友の転校に大泣きした翌日、クラスは新しい転入生を迎えた……のだが、その鳳鷲一郎はルックスはいいのにびみょーにペースのズレた、変な奴だった。
どういうわけか鳳鷲一郎に懐かれてしまったかぐやの平穏ならざる学園生活の始まり、始まり。
意地っ張りで素直になれない少女と、天然系少年の取り合わせに、異世界ものを組合わせた正統派ガール・ミーツ・ボーイものラブコメとでも言いましょうか。それに色々な要素を組合わせて悪くない仕上がりになっています。
ただ、長編というよりは短編連作のようなスタイルになっていて、もうちょっと伏線を張り巡らせていれば面白かったろうに、と思う所がないでもなかったです。