著者: 小河正岳
イラストレータ: 戸部淑
レーベル: 電撃文庫
19世紀欧州の片田舎。ある日手紙を受け取ったオルレーユ城の主・ブラド卿は、宿敵である教会のルイラムがやってくると聞いて、慌てて逃亡。城の一切は、召使いのアリアに任された。
貞淑なサキュバスのイルザリア、陽気なデュラハン・フォン・シュバルツェン、ペンギンの様なガーゴイル・セルルマーニ、庭師のゾンビ・フンデルボッチ、魔女トファニアらに囲まれて、バンシーのアリアの奮鬪は今日も続く…。
19世紀の古城を舞台に妖怪達によるハウスキーピング・スラプスティック・コメディ。登場人物達の日常がドタバタコメディになるという、とても良い感じの作品です。大賞受賞も肯けます。
物語の奥行きがないのが残念ですが、コメディにそれを求めるのは筋違いですしね。
全4巻。